(6) 日本戦跡探訪 陸軍 三式戦闘機飛燕
彼は訪れる人に歴史を語る
各務原航空宇宙博物館と言えば知っている人も多いだろう。
ここは太平洋戦争前に陸軍が飛行場として開設したのがルーツとなる。
以来、各務原の地は陸軍の航空機開発拠点として重要な役割を果たした。
そんな場所も現在では新旧の航空機関連の展示がされ、大人から子供まで楽しむ事が出来る場所である。
旧軍機からお馴染みの機体に直接記された注意書。
写真は展示の一部。
そんななかでも筆者が注目して欲しいのは三式戦闘機飛燕です。
スマートな機体が特徴的。
泣きどころの液冷エンジン。
筆者が作ったプラモ。各務原で実物を見てからすぐに作りました。
この飛燕は試作機で実戦機ではありません。そのためこれまでご紹介した戦跡とは異なるように見えます。
しかし、筆者にはそのようには見えません。我々が飛燕を見ているのではなく、飛燕に見られているような気がします。かつては国を護るために広げた翼を今では休めて、訪れる人々を見守っています。
飛燕を見つめるカップルや子供連れの家族を見ると、飛燕は立派にお役目を果たされたのだと筆者は感じるのです。
写真はオマケです。飛行機はまさに日進月歩。
それは現在でも変わりありません。