「四国における旧海軍戦跡調査」6
「四国における旧海軍戦跡調査」
第343海軍航空隊所属 紫電改
収蔵場所 愛南町 紫電改展示館
この飛行機は大戦末期に海軍が送り出した局地戦闘機 紫電改である。
同機がこの場所に安置されている経緯は戦時中、豊後水道上空における迎撃戦で被撃墜されたところまで遡る。
同機は終戦後にダイバーにより海中で発見され、迎撃戦により戦死した兵の遺族立ち合いの中引き揚げられた。
しかし、機内には遺骨や遺留品がなく誰の機体だったのかは分からなかった。
正直、撃墜された場所や日時がしっかりしている例は非常に稀で、多くの航空隊搭乗員は何時、何処で、何故未帰還になったのかが判明しない。
本機は幸にして冷たい海中から出ることができた数少ない機体である。
本当はこの飛行機にまつわるストーリーは大変なものがある。別に機会があればご紹介したい。
写真は機体の写真と愛南町周辺と道中のもの。