日本情景探訪(2) 駿府城跡
学徒出陣の足音を聞いて
やすらぎの塔
最近になって再調査が完了した駿府城であるが、その一角にそれは存在する。
やすらぎの塔と命名されたこの塔は、戦没した勤労動員の学生の御霊が安らかであるように祈り、後世に歴史を伝えるべく建立された。
この塔は2001年の地震により損傷してから、現在に至るまで修復がなされていない。
学徒出陣の慰霊碑は旧国立競技場に学徒出陣壮行の碑が建立された(新国立競技場に移設予定)。
学徒出陣により軍に動員された多くの学生がその命を散らした。
駿府城(静岡城)
駿府城は元は今川氏の居城であったが、今川義元が織田信長に討たれてからからは徐々に勢力を退くこととなった。
最終的には旧同盟相手だった武田信玄による駿河侵攻により武田氏の手に渡った。
その後は武田氏の滅亡により徳川家康の手に渡り、長くその支配下に置かれた。
将軍職を譲った徳川家康が晩年を過ごし、死去したのも駿府城であった。
近代史としては陸軍歩兵第三四連隊が駐屯した。
以下は写真。
天守などは残っていない。
家族連れの人達が遊んだり寛いだり。町の中に石垣を綺麗に残されていた。駿府の人達に愛されているのだと感じました。